ヘッドライトの常時点灯について
【常時点灯の現状】
ヘッドライトを常時点灯させる方法にはいくつかあります。
レッドバロンでは、エンジンが始動すると自動的にヘッドライトが点灯するように、
リレーを使った装置を取り付けてバイクを販売しています。
別のショップでは、ライティング・スイッチのスライド部分の隙間に、
小さなプラスチック片をはさみ込みスイッチを動かなくしています。
しかしながら、全てのショップが常時点灯状態で販売しているわけではなく、
全く何もせずにオリジナルの設定のままで販売しているところもあり、
その対応はまちまちとなっているのが現状と言えます。
車検の際は逆輸入車についても国内車と同様に常時点灯にしておく必要があります。
ただ、ライティング・スイッチが付いていても何ら問題はありません。
スイッチによってヘッドライトのオフができてしまう事が問題になるのです。
【最も簡単な常時点灯方法】
ライティング・スイッチを利用したハザード装置を装着した場合、
スイッチが右位置に来ないようにしておけば常時点灯状態となります。
つまり、スイッチが中央位置ではヘッドライトは点灯していますし、
スイッチが左位置ではヘッドライトが点灯した状態でハザードが作動しますので、
スイッチを中央位置か左位置になるようにしておけば良い訳です。
そこで、スイッチが右位置に来ないようにするための最も簡単な方法は、
幅4ミリの両面テープをスイッチの右端に貼る方法です。
両面テープを貼っただけでスライドタイプのため右位置には来なくなります。
この方法の注意点としては、薄めの両面テープを使用する場合、
何枚か重ね合わせてある程度の厚みにして貼ることと、
貼る場所の汚れや油分をきれいにふき取ってから貼ることです。
この方法は、長期間の使用には無理ですが短期間であれば最も簡単な方法と言えます。
サーキットを走られる方や、ヘッドライトを消して作業したい方にとっては、
最も簡便で確実な方法ではないかと思います。
白い部分が両面テープです。分かり易くするため白くしています。
逆光で見づらくてすいません。
ご参考になりましたでしょうか。
他にも、テープでスイッチ部分の全体を覆ってしまう方法など、いろいろな方法があると思いますが、
どの方法が一番良いかは乗り方や保管の仕方によっても違ってくると思います。
いろいろな方法の中からご自分にとって最適な方法をお選び頂ければと思います。
本ハザード・ユニットは、
逆輸入車にも国内仕様車と同等な安全対策が必要との考えから、
安全性を向上させるために考案した装置です。
「被視認性を高めて安全性を向上させる」というヘッドライトの常時点灯義務と同じ趣旨であることから、
ヘッドライト常時点灯と本ハザード・ユニットの両者が両立して安全対策に貢献できることを切に願います。
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